通説に挑む文学教材の研究 高校篇


■自力で教材を読み解く教師をめざすための必読の書!


■渡辺善雄著
■A5判並製カバー装・260頁■定価(本体2600円+税) ISBN978-4-903251-12-7

■「山月記」は、新人作家をめざして3年間妻子を放置した中島敦の懺悔録である。精緻な読みで、森?外「舞姫」や井伏鱒二「山椒魚」など定番教材に関する通説に挑む

■内容
まえがき
第一章 「舞姫」の構図――引き裂かれた愛の悲劇
第二章  堀辰雄「曠野」――古典と西洋の融合
第三章 太宰治「貧の意地」――西鶴のパロディー
第四章 太宰治「女賊」の位相――戦略としての西鶴の翻案
第五章 中島敦「山月記」――自画像としての李徴
第六章 中島敦「弟子」――游侠の魂
第七章 中島敦「李陵」――人間と運命
第八章 井伏鱒二「山椒魚」――結末の改訂
第九章 井伏鱒二「遙拝隊長」――村の力学
第十章 井伏鱒二『漂民宇三郎』――村社会からの離脱
第十一章 宮本輝『螢川』の生成――父の発見
第十二章 現代詩の鑑賞と指導・会田綱雄
第十三章 現代詩の鑑賞と指導・黒田三郎
あとがき/人名索引・事項索引











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